介護日記① ~認知症と大腸がん手術後の母の記録~
現在進行形の介護の記録を書こうと思ったのは、母の認知症の症状が急激に進み毎日のおかしな言動に動揺してしまったからです。しまった、介護を甘くみていたかも知れないと心のどこかで思いました。これから益々進行していくであろう未来を思い描くのは怖い!とも思いました。
でも、こんな時にでも「書くこと」で自分を冷静に保つ事ができるのではないかと思うのです。「書くこと」は私の習性!こんな時でさえネタを探している自分に呆れますが、自分を冷静に見つめながら介護という仕事をやっていくためには、やっぱりこの習性を利用するしかない。
そんな訳で、介護日記はじめました。他の記事と混じりながら飛び飛びの更新になりますが、日記形式で書いていきたいと思います。将来読みなおした時に母との思いでに浸れる、そんな日記になればいいなとおもいながら・・・
2019.10.20
「お寿司取ってくれる?お寿司が食べたい」と母が言う。
「この辺は、お寿司屋さんがないからね、取るのは無理だからまた買ってくるよ」と私
「えー、なんて田舎なの、お寿司食べたいのにー」だだをこねる子供の様に母が言う
ここのところ毎日、20回ほど繰り返される会話だ。
新聞にスーパーのお寿司の広告が入った日は特に悲惨
何十回も同じ質問に答えなくてはならなくて滅入る
大事な物は片っ端から無くしてしまうので、取り上げて保管しているが、何故かお寿司の広告は無くさない
大事に保管して翌日も、翌々日も
「お寿司ー」
何故なくさない!無くしてくれ!(≧▽≦)
お寿司ぐらい食べさせてあげればいいのにと思うかも知れないが
昼ご飯は、ほぼ海苔巻きかお寿司にして要望には応えているつもり。これ以上だと家計を圧迫するんだよー(>_<)
でも、食べたものも、食べた事もものの5分で忘れてしまうのだからどうしようもない
認知症が進んできたのか、最近、食べ物全般の好みも極端になってきた気がする。
以前は好きだったパンは嫌いになり、肉も嫌い、お茶も嫌い
夏の水分補給は、好きなコーラだけですませた。いくらなんでもそれはまずいだろうとわかっているが、お茶も水も飲まないから仕方なし
「コーヒーなら飲みたい」というので早速アイスコーヒーを買ってみたら
「最近のコーヒーは味が変わったの?美味しくない」と返された
結局好きな物しか受け付けてくれないのだ
少し前は原因不明の口と胃の痛みで食べられなくなり、大量の痛み止めの投与でようやく元気を取り戻してくれたものの、このままだと新しい病気を呼んでしまう可能性もあり(糖尿病とか)悩みの種(>_<)