未来の空間に杭を打つ

つれずれなるままの日常と妄想

人が壊れていく道

最近の母を見ていると、人が壊れていく道をひた走っているように見えてしまいます

 

ガンのための手術から始まり

 

その処置をしたための痛みがあり

 

それを抑えるための薬、入院があり

 

それゆえの体の弱りがあり

 

体の弱り故の、寝たきりでいる時間の多さにつながり

 

寝たきりでいる時間の多さ故の

 

更なる体の弱り

 

 

人間は動いていなきゃダメだと、つくづく思います

 

薬の使いすぎもダメなのだと思います

 

でも、それも痛みを抑えるためなのです。痛みで食事が取れなくなっていたのを薬が救ってくれたのですから

 

無限ループです

 

ああ、これは状態が良くなることは見込めないのだなと思いながら、そばにいるのは

 

なかなかね、、、

 

幸い、本人も介護者の私も呑気な性格なので、さほど暗くはなりませんが

 

でも、疑問が湧き上がってきます

 

体を弱らせない治療はないの?

 

普通の生活ができる痛みの抑え方はないの?

 

薬を使いだしてから、呆けも進行したようです、トイレの失敗も多くなりましたし、言っている事も時々おかしい

 

たしかに痛みはましになって、食事は取れるようになって良かったのだけれど

 

何か違うぞと思うのです

 

この対処療法的治療をうけながら、どんどん体を弱らせて、呆けも進ませていくのが

 

本当に人間の尊厳を守る治療でしょうか?

 

病院では、今は治療がすんで、安定している状態だと言われているのに

 

そばでみていると

 

どんどん死に近づいているようにしか見えない

 

人間から遠ざかっていくように見えて仕方ない

 

母が元々はものすごくシャキシャキした性格の人で、一時も動きをとめないようなタイプだったので

余計にそう思うのかも知れません

 

まだ、介護の入り口にいると思っていたのに、あれ?もう。ここまで来てしまったかと思う毎日です

 

すみません、やはり少し暗いですね

 

気分を変えよう😅